健康な頭皮 | オイリーな頭皮 |
毛孔がキレイになっています | 皮脂が毛孔をふさいでいます (皮脂が過酸化脂質に変わると 抜け毛の原因になる場合もあります) |
ドライな頭皮 | 炎症のある頭皮 |
頭皮が乾燥してフケになってます (痒みがでたり毛髪が細くなる 事もなります) |
トラブルの為、地肌も弱り 髪も細くなる場合もあります |
毛の平均寿命 | 男性 2〜5年 女性 4〜6年 (なかには15年以上伸び続けてる人もいます) |
毛の成長速度 | 一日 0,35〜0,4mm (4月頃から伸びるのが早くなり8月頃がピーク) |
毛の長さ | 平均寿命から割り出した場合 男性の短髪で26cm、女性の長髪で80cm。 なかには2mを超える女性もいます。 |
頭髪の数 | 数は母親の胎内の中で決まります。 約6〜14万本。平均で約10万本です。 |
自然の抜け毛 | 1日約50〜70本。9月〜11月がピークです。 |
毛の役目 | ・感覚器としての毛 = 毛根の途中には知覚神経が放射状に付着して鋭敏で 弱い刺激にも反応。 ・排泄器としての毛 = 有機水銀、砒素などの中毒症や人体に有害な物質は 糞便、尿などによって排泄されますが、 一部は毛乳頭をえて毛幹に吸収されて排泄されます。 ・頭の保護器官としての毛 = 頭部の保護や冬季の保温の役目を果たしています。 |
毛根の状態はどうですか? |
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正常休止期毛根 | 毛球萎縮度の高い毛根 |
正常に脱落している毛根は 毛球の表面が滑らかです。 毛球比率も 毛幹を1とすると、縦が約1,5 横が約4,5の比率を持っています。 |
円形脱毛症や薬剤による 急激な脱毛に表れます。 また内分泌障害や肉体精神的な ストレスなどによって生じた 場合に多いです。 |
抜去毛 (トリコチロマー) | 未角化毛根鞘の付随した毛根 |
成長期で、 しっかり固着している毛髪を 無理に引き抜いた時にみられます。 他にはねじれたカギ状や 杓子状のようなど、 いろいろな形に表れます。 |
円形脱毛症などに多くみられます。 休止期に移行し脱落する時、 新生毛の発生を司る組織の一部を 脱落した休止期毛が剥離して きたと考えられます。 |
その他の毛根の状態 |
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*毛球の表面がけばたっている状態 頭皮の角化が促進し フケの発生がある場合やその前兆に多く見られます。 *メラニン色素が凝集してる状態 毛髪は成長期の末期につれ、メラニン色素の生成を停止し、 メラニン色素は少なくなりますが、 ストレスなどにより視床下部の興奮を抑止する指令として 凝集したものと考えられます。 その他、 毛球の厚みが少なくなった状態や短くなった状態、 未消化毛包の残存した状態などあります。 |
皮脂膜について |
★皮脂腺は 毛包の中でも皮膚表面に近い毛漏斗という部分に開口、 毛包に皮脂の分泌を行っています。 その中には皮脂腺細胞という細胞が詰まっていて、たえず皮脂を作っています。 皮脂はやや固めの中性脂肪です。 この脂は皮膚表面にでても粘着性が高いため、このままでは役にたちません。 でも生体は固い脂を皮脂膜という乳液状の柔らかい脂に変える仕組みをもっています。 ★皮脂膜は 毛包の上部3分の1に皮脂腺というふくらみがあります。 この中で中性脂肪を作っています。 作られた皮脂は毛孔から分泌されて、 小汗腺から出る99%が水分と混ざり皮脂膜となります。 この皮脂膜が皮膚や毛髪の保護をしています。 しかし、大事な皮脂も通常より多くの分泌量(約三倍以上)になると 脂漏性脱毛症になる原因にもなりかねません。 ★皮脂膜を作るのに、 皮膚常在菌のひとつに「マラセチア・フルフル」という真菌があり 皮膚の分泌が増えると、これを栄養分として、異常に繁殖して頭皮に炎症をおこし、 表皮角質の形成を早め、フケ症を引き起こします。 また皮脂膜を造るのに、皮脂と汗が混ざり合わないといけなくて、 それには水と脂を混ざり合わすのに界面活性剤が必要です。 皮膚の表面には、皮膚常在菌という菌が47種類ほど存在して、 この働きをしております。 ★皮脂膜は PH4,5〜6,5の弱酸性であります。 感染症の元になる、病原細菌や真菌のほとんどは、酸性では繁殖できないので、 皮脂膜は皮膚を守っています。 |
皮脂の分泌量 |
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頭部は | |
眉部に対して | 約2〜3倍 |
鼻部に対して | 約1,5〜2倍 |
頚部に対して | 約3倍 |
脇部に対して | 約3〜7倍 |
乳腺に対して | 約4〜7倍 |
手、足のひら | 0 |
:休止期性脱毛症 | |
・男性型脱毛症 (若年性脱毛症、壮年性脱毛症) |
早発性脱毛 |
・脂漏性脱毛症 | 分泌物過剰な頭皮の脱毛。 皮脂の分泌は温度の上昇と 男性ホルモンの影響を大きく受けている。 皮脂の増加が常在菌の一種を、 繁殖させ炎症やフケを増やして、 毛孔を通じて毛根に影響を 与え成長期の毛髪休止期に変えて 脱毛が増える。 |
・甲状腺機能障害による脱毛 | 甲状腺機能が低下した場合、 毛髪は乾燥してバサバサになり、 全頭的に脱毛になる。 眉毛、外側3分の1程の脱毛が特徴である。 |
・出産後脱毛症、 ピル服用後脱毛症 |
産後、ピル服用後脱毛におきる脱毛 妊娠中は出産の準備の為に黄体ホルモンが 分泌され、この影響で成長期が終わるはずの、 毛髪の寿命が延期され抜け毛が少なくなる。 出産後はそれが止まり、ホルモンバランスが 急に普通に戻るので、延長されてた成長期毛が 急に休止期に入り脱毛症状となる。 大体出産後2〜6ヶ月くらいまで続く。 |
・ダイエットによる脱毛 | ダイエットの失敗によるタンパク質不足から 皮膚が乾燥して、びまん性の脱毛をみます。 毛根像は、 木の根のような角化性毛根を示すものも みられるようになります。食事を分析してみて バランスのとれた、タンパク質不足でない食事 に戻せばいいです。 |
・ビタミンA過剰脱毛症 | 脂溶性の物質は 体内に入ると排泄しにくい。 ビタミンAも脂溶性なので排泄しにくく、 蓄積による副作用の可能性がある。 1日に定められた二千国際単位に 止めておけば、脱毛症にいたる 副作用は起こらない。 |
・薬剤性脱毛症 | 薬剤を使用した場合の副作用として 脱毛が見られる場合がある。 |
・索引性脱毛症 | 毛髪を長い事引っ張っていると、 毛包が萎縮して脱毛してしまう事がある。 ポニーテールや三つ編みのように、 かなりの力でまとめてる人に多い。 |
:成長期毛性脱毛症 | |
・円形脱毛症 | ストレスなどが誘引の突発性脱毛、 その他、アトピーが誘引してる場合もある |
・圧迫性脱毛症 | かつらやヘルメットなどの圧迫をうけて起こる |
・薬剤性脱毛症 | 抗がん剤などによる脱毛 |
・頭部白癬による脱毛 | 白癬菌の感染で起きる脱毛 |
・梅毒性脱毛症 | 梅毒感染により起きる脱毛 |
・癜痕性脱毛症 | ケガ、やけどなどの後遺症としての脱毛 |
・抜毛症 | 無意識の内に自分で抜いてしまう脱毛 毛根像がカギ状が特徴です |
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